今回は最低限の時間で子供の学習内容を把握しつつサポートしていくために必須な「丸つけ」についてお話します。
偏差値50台の中学受験 家庭学習にはサポートが必須
サピックスに限らず、普通の小学生に大量の塾の宿題(サピックスは家庭学習)一人でこなすは難しく、大人のサポートが必須です。まずは親が積極的にサポートし、子供がどのような勉強をしているのかを把握していく必要があります。
家事も仕事もしながら、塾の学習内容まで把握する時間なんてとてもない・・
全教科の学習内容を確認するには時間がかかりますよね。
そんなときにおすすめなのは何といっても丸つけです!
学習内容を把握するおすすめ方法はずばり「丸つけ」
親が子供の学習内容をとりあえずでも把握でき、かつ子供の勉強効率をあげるのに効果的なのが、「丸付け」です。
どんなに忙しくても絶対親がやるべきで、その理由は以下の通りです。
子供に丸つけを任せると危険がいっぱい
本来なら自分で丸つけ→見直しが理想の勉強の形だとは思いますが、そこはまだ小学生。わが子も含めまだまだ精神的に幼い子も多いです。子供自身が丸付けしてしまうと・・
- 間違えた時、単に正しい答えを写すのみになってしまう 例:記号問題 ア→イ →本来ならなぜ間違えたか、正しい答えを出すためにはどうすればいいか解説を見ながらやり直すのが正しい勉強ですが、一人でそこまで落とし込める小学生は少ないです。
- 採点が甘くなる →特に国語の記述、漢字など何となくで〇にしてしまい、テストで初めて痛い目をみるケースがあります。
- 答えを先に見てしまう →一度くせになると厄介です。わが子を信じたい気持ちもありますが、誘惑は少ない方がよいです。
丸つけだけでもだいたいのことは把握できる
塾のテキストをじっくり読み込む時間がなくても、まず丸つけしてみてください。そしてまずは間違えた問題だけ確認していきます。サピックスの良い点はテキストは毎回配られるため、基本問題レベルであればほとんどがそのテキストに載っています。いちいち前のテキストをひっくり返して確認する手間はありません。サピックスのスパイラル形式もあり、テキストを見なくても特に理科社会は大体どんなことをやっているのか分かってきます。
長男のサポート時、ほとんどテキストを読まなくても、私自身学生時代におろそかにしていた社会の知識が身に付きました。丸つけだけでも親も結構勉強になります。
子供の苦手単元が把握できる
丸つけを続けていると、似たような問題で何度も間違っている箇所がでてきます。ここを見つけることができるのが最大のメリットでもあります。苦手単元については親子でじっくり取り組むことで克服していきます。
苦手克服はプロの手を頼るのもあり
親がじっくり子供の勉強をみてあげる時間がない!そんな時は丸つけの過程で把握できた苦手分野さえ把握できれば、あとは家庭教師や個別塾にお願いすることで親の負担が大幅に減り、かつ効率よい指導をお願いすることができます。
例えば、「算数の場合の数を克服してほしい」「理科の電気回路をマスターしてほしい」「社会の工業についてあやふや部分を定着させてほしい」などです。
長男の時は家庭教師(大学生)にスポットで来ていただき、だいぶストレスが減りました。
丸つけを含めた具体的なサポート方法
丸つけ→直し→復習のスパイラルについて具体的な方法については下記でご紹介しています。
時間がない方でもぜひ丸つけのサポート、一緒にがんばっていきましょう☆