中学受験とは何か 親の心構え・メンタルヘルスのために読むべき本【3選】

中学受験の悩み事
当サイトはアフェリエイト広告を利用しています
当サイトはアフェリエイト広告を利用しています

初めての中学受験、走り出したはいいけど不安ばかり…

Rumi
Rumi

中学受験は親の受験とも言われつい熱が入りますよね。私自身、長男の受験を終えてから初めて中学受験とは何か少し分かったように思います。その経験からおすすめの本をご紹介します。

Rumi
Rumi

今回ご紹介するのは、勉強のノウハウ本ではなく、「中学受験とは実際どういうものなのか」について親が考えるヒントになる本をご紹介します。どれも有名なものですが、そのリアルさから受験直前だと苦しく感じる方もいるかもしれません。これから受験を始める方が事前に読んでおくことをおすすめします!

「二月の勝者」 高瀬志保

ついに完結した「二月の勝者」。私も発売当初から読んでいました。ストーリーは6年生が舞台となっています。完結前に我が家は受験が終わってしまいましたが、この漫画のおかげで中学受験の全体像をつかむことができました。

SAPIXの保護者会で塾の先生が話している様子はまさにこの漫画そのものでした!

おすすめPOINT

中学受験ラストの一年間を、塾講師・子供・親それぞれの視点から描かれています。

内容は非常にリアルで、特に子供・親のキャラクターも実際によくあるパターンだと思いました。多くの方がこれはまさにうちのこと!と共感できます。

Rumi
Rumi

初めての中学受験は先が見えない不安があります。この漫画で受験最後1年間の様子を疑似体験できるのがとても良かったと思います。

「翼の翼」 朝比奈あすか

中学受験を通じて、親が子どもに対して抱く過剰な期待やプレッシャー、そしてそれがもたらす家族内の緊張と葛藤を描いています。

親が「子どものために」と思って行動することが、時に誤った選択につながる可能性を示唆しています。受験の結果や塾のクラス替えに命を懸ける親子の姿が描かれ、中学受験の厳しさと恐ろしさをリアルに伝えています

おすすめPOINT

フィクション作品でありながら、その内容は非常にリアルです。軽い気持ちで始めた中学受験から徐々に変化していく親の心情や親子関係の変化、中学受験でだれもが陥ってしまう可能性について投げかけています。

Rumi
Rumi

ちょうど中学受験真っ只中で読んだので、ハッとさせられる部分が多かったです。そもそも何のための受験なのか、このまま突き進んでその後は・・などこの作品のおかげで一度立ち止まって考えました。

「勇者たちの中学受験」 おおたとしまさ

教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏が実際に中学受験を経験した3組の家族を取材し、実話をもとにしたノンフィクション作品です。物語は、親子が中学受験に挑む中での心情や葛藤を克明に描いており、実際の受験校や塾名も実名で記されています。物語の中では、受験の過程で合格圏内だった学校に落ちたり、家族の心がバラバラになったり、心に傷を負うなどの現実が描かれています。これにより、中学受験を結果のみで評価することの危険性が示されています。

おすすめPOINT

著者のおおたとしまさ氏は中学受験の「カルト化」に疑問を抱いており、親が中学受験に対して熱狂的になりすぎることへの警鐘を鳴らしています。中学受験における成功や失敗の物語を通じて、親が子どものために何を学ばせるべきか、どのように支えるべきかを再考するきっかけを提供しています。

Rumi
Rumi

実はこの本を読んだのは、受験終了直後です。受験が終わり合格不合格を体験し、気持ちの落としどころが見つからない状態で出会った本です。この本を受験前に読めばまた違った向き合い方ができたのではと後悔しました。

中学受験とは何か。本をおすすめした理由、自身の体験について。

中学受験の過熱化、数々とならぶ成功体験の本

中学受験はチャレンジする人が増え過熱しています。そんな中、私も飛び込んだ一人でした。(今もその渦中にいますが…) 

初めて受験をする決めてから多くの本を読みましたが、どれも成功体験を中心とする本が多かったように思います。いいイメージを自分の中で作りたかったので自然とそのような本に手が伸びたのかもしれません。

そして塾から配布される「合格体験記」。これに描かれているのも多くが成功事例です。

中学受験の現実 理想とのギャップ

ですが、現実はどうでしょうか。第一志望に合格できるのは3割言われています受験生の多くは第一志望と掲げた学校に合格できません。最近の受験ブログやYouTubeなどで受験経過をオープンにされていた方の結果報告を見ても同じような印象です。

SAPIXをはじめ多くの塾では6年生で志望校別のクラスに分かれますが、御三家を除いた場合、その志望校の合格者は実は多くが上位クラスの子の実績であるということも忘れてはいけません。

ぜひ塾の面談で自分がいる志望校クラスの中だけでの進学実績を確認しておいてください。リアルな実態を知っておく必要があります。

息子の受験で私が後悔したこと

息子の受験でただひとつ後悔したこと。偏差値が届きそうなこともあり、常に親子で一つの学校への意識を強く持ってしまったことです。受験は水物。特に12歳の小学生が戦うには過酷なものです。

結果第一志望としていた学校は不合格だった時の息子の顔、それ以上にその数時間後に現在通っている学校に合格するのですが、その瞬間、息子は今まで見たことないくらいの大泣きをして私にしがみつきました。それは喜びではなく、恐怖から解放されたような安堵の声でした。

その瞬間、私は自分がしてしまった過ちに気づきました。がんばって勉強してつかんだ合格なのに素直に喜ばせてあげれなかったのは私の接し方に問題があったのです。

受験後、先ほどにも紹介したおおたとしまさ著「勇者たちの中学受験」を読みました。2人目にでてきた「コズエ」のストーリーに衝撃を覚えました。こんな中学受験の形があったのかと。その後の中学受験との向き合い方を変えるきっかけとなりました。

絶対に後悔しない中学受験の方法

シビアな中学受験ですが、しっかりプランを立てれば全落ちすることは少ないのも特徴です。

よって幅広い可能性を考えた受験を私はおすすめします。塾は冠校を作りますが、それはあくまでブランディングの一環であり子供には家庭の方針を伝えます。

志望校(受験校)に必要以上に優先順位をつけない。こうすることでどんな結果であれ中学受験を経験すること自体が親子の成功体験になるのではないでしょうか。

SAPIXをはじめ塾は偏差値で優劣をつけ子供に競争心を掻き立てることで勉強をよりやる気にさせます。それ自体は効果的ですし、わが子も楽しんでいたように思います。ですが、家庭で同じことをやってはいけないと息子の受験を通して痛感しました。

次に受験を控えている娘には

「たくさんいい学校があるよ」

中学受験の入試は何校も受けるチャンスがある。今がんばっていればその中できっといくつか合格ももらえるはず。その合格をもらった学校で行きたいところを選ぼう」

そう伝えています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました